2014/06/06

おもいで話

 ある朝、僕は列車でケルンの町につくと、早速カメラを片手に町に出た。
たしかその日は晴れだった。
バックパックをホテルに預けてきたのでとても身軽になり、なんともここちの良い散歩のひとときだった。
やがて石畳のみちを歩いていくと、小さな交差路に出た。

「ねぇ、君。日本人?」

たぶん僕より年上だったと思う。20代後半だろうか。普通に評価すれば大多数が美人と呼ぶであろうポニーテールのお姉さんが声をかけてきた。

「ついてきて!」

といわれ、一瞬戸惑った。切れ味の良さが少しだけ苦手だったのかもしれない。
あまり気が向かなかったのだが、特に行くあても無かったので、とりあえず後をついていくことにした。

(つづく)















ほんとにあった、ちょっとしたおはなし。



2014/05/26

美しいもの

最近、菜食生活を始めた。
理由は特にダイエットというわけではなく、単純に「肉」が美味しそうに見えないのである。
人に説明する時はややこしいから、「ダイエット」ということにしている。

「菜食主義」のような美徳に憧れはあるし、
舞妓さんのように「食べているところを見られるのを恥じる。」
というのも少し美しく感じる。

できることなら食べずに生活したいとすら思ったこともある。















まぁ無理だけどね。

2014/05/13

まちこいびと

最近更新をしていなかったことを友人に指摘され、
みてみるとだいぶ更新間隔があいていた。

例えば、あるまちに恋をして、恋人を写真におさめるつもりでファインダーを覗くと、 不思議と撮れる写真も変わってくる。

そんな風に考えていると、より恋人の写真は官能的に撮りたくなるし、撮るときもドキドキする。
時として、ロマンチックな世界が恋しくなり、夢を見たくなったりもする。




たまに別のまちに浮気をしてみると、また違った世界になるのかもしれない。

2014/02/04

新たな旅へ

とにかく高く羽ばたきたい。
そう考えながら羽を目一杯動かしてみるけど、どうにも飛べなくて。

そんなこと考えてたら、日が暮れてしまって。
きれいな星空に心が癒やされて。


先日立ち寄った生まれ故郷が懐かしくて。

居心地が良すぎて。正直帰りたかった。


















そんな気持ちだから飛べないんだよね。

わかってるよ、、、そんなこと。

2014/01/01

謹賀新年





明けましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりました

本年もどうぞよろしくお願い致します
みなさまにとって良い年になりますように

ジョージ















2013/12/01

出会いと別れ

冬になるにつれて、陽の光が徐々に柔らかくなるのを感じる。

おそらく暖かさを何処かに欲しているのだろう。
ずっと調査でお世話になっていた銭湯がいよいよ解体の危機に。

出会いも別れも、この季節は一層感慨深いものがある。


















銭湯もそうだけど、僕自身がちょっぴり寂しがりになったのかもしれない。

2013/10/19

哀愁


先日、幼なじみ(といっても4歳も上だけど...)と会った。

ただ、楽しかった。
どちらも同じ美術系の道に進んで、お互い同じような悩みを持って。
お互い探り探りの人生を歩んでいる。

それとは全く関係ないが、いろいろな思い出が蘇る季節。
去年のことを思い出して、すこし寂しさを覚える。


(橋はべつに関係ないんだけどさ。。。)
























思い出は時として、辛かったりもする。

2013/09/12

しかくい

最近はめっぽう忙しくなってブログの更新は滞ったまま。

建築・テニス・銭湯・お墓・福祉・哲学・ものづくり
最近沢山のワードが一挙に襲いかかり、全てにおいてインプットが多すぎてなんとも言えない感覚。
色々な出会いもまた楽しい。

何事も合理的に考えてしまう傾向が強すぎて、たまに嫌になる。



























まぁ、あたまでっかちなだけなんだけどね。

2013/05/20

ある昼下がり

最近、古いものに哀愁以外の何かを見出そうとすることが多い。
特に歴史に関して意識を始めるようになったきっかけは、大学院に入ったからなのかもしれない。

さて、僕は大学院から他大学に移り、いろいろな野蛮な洗礼を受けた。
学部時代にはクールな人たちが多かったのだが、ものすごく野蛮な大学院時代の幕開けだった。

先生には、「植物園から動物園に移り住むようなものだ。」
と言われ、とてもわかり易い例えだ。とものすごく大きく頷くのであった。
さらに、「植物園と動物園を両方合わせ持てるのは 鳥 だけだ。お前は 鳥 になれ。」
とも言われ、そのベタすぎるセリフに背中が痒くなりながらも、両者を達観できるような視点を持ち合わせることの重要さを認識させられた。
そんな毎日です。

東京界隈を歩くことが多くなった「ぶらジョージ」。
上野で見つけたこの建物もそろそろ亡くなっている頃だろう。






















おつかれさま。


2013/03/29

卒業しました

無事卒業出来ました。

この3月を以って横浜国大にお別れです。

横浜国立大学 工学部 建設学科 建築学コース
で学んだ4年間は非常に濃密でした。

いままで支えてくれたたくさんの学友を初めてとして、先生方先輩方。
そして両親、家族に感謝です。

来年度からもたくさんご迷惑をお掛けするかとは思いますが、東京にはいますので何かとよろしくおねがいしますね!


ジョージ
























ちなみに先日告知させて頂いた卒業設計展は、会場と内容が変わり、まだまだ続きます。
4/1まで赤レンガ倉庫にて他大学合同卒業設計展が行われていますので、お近くに来られた方はぜひお越しください。
3/31は僕もいますのでぜひ。


2013/03/21

RE:START

数少ないブログを読んでくださっている方にお知らせです。
下記日程で卒業設計展を開催いたします。
場所はみなとみらいにあるスタジオです。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

ちなみに僕は3/21と3/23に会場にいる予定です。
海の見えるきれいなところなのでぜひ。

ジョージ

横浜国立大学4年生の卒業設計展を開催いたします。
今年のテーマは「RE:START」ということで、卒業からのあたらしいスタートが切れるような展示にしたいと思っております。
今年は16人の4年生が卒業設計に取り組みましたが、横浜や日本中の都市だけでなく海外での設計も展開しており、そういったところは見どころのひとつとなっています。
会場情報  2013.3.20.wed - 3.24.sun
  11:30-19:00
  @ BankART Studio NYK [NYK ホール]
  入場無料

会期中の23日(土)15時より卒業設計作品講評会と題して、OBの方々に作品について議論いただく機会がございます、どうぞお気軽にお越しくださいませ。
   投票    15:00-16:00
   審査会   16:00-19:00
   懇親会(有料) 19:30-
BankART Studio NYK [NYKホール]
〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9
TEL: 045-663-2812FAX: 045-663-2813http://www.bankart1929.com/みなとみらい線「馬車道駅」6出口[赤レンガ倉庫口]徒歩4分
お問い合わせはこちらへお願い致します。
卒業設計展実行委員会
ysa.restart2013@gmail.com


2013/01/18

柔らかさ

尊敬できる人を並べるとその人の性格がわかるらしい。

僕の場合多くは「柔らかさを兼ね備えた人」といったところだろうか。

憧れる人は自分の身近な同期のスタジオ友だちから、テニスと書の達人、またはかけ離れた野球選手までいる。

先週の土曜日に夢に出てきた画廊に行ってきた。
べつに、猫はいなかったけど。。。

今回もまた素敵な作品に巡りあう事ができました。
僕は「遊」という作品に見とれてしまいました。

よし、パワーをもらったので卒業設計の続きを。

僕は「創」という漢字が好きです。
親に感謝。

ではまた。


2013/01/10

夢のおはなし

乾燥した日が続いている。
正月は一瞬体調をくずしかけたが、風邪は引かない主義。
生活に余裕があるときこそ危ない。
大盛りご飯を食べたら復活。単純だがそんなものである。


今日は昼寝をした。
最適な昼寝についての科学というようなblogを読んでいたら眠くなり、催眠術にかかったかのごとく、その通りに。


これが思いもよらぬ夢の始まり


その時僕は元町にいた。
おそらく開催中の師匠のグループ展に足を運ぶために。
地図も持たずに石川町駅に降りていた。


改札を出るとそこには一匹の猫がいて、
ふてぶてしくも「ついてこい。」と言わんばかりに
スタスタと歩き始めた



だいぶ歩いた。
そこは少し裏通りだっただろうか。
目の前にあるのはコンクリートの建物の2階だった。
たしかBianchiのクロスバイクが停めてあった。


猫が階段を上がったのでついて上がると、
そこには師匠がいて
「しずえ。おいで。」
と猫を呼び寄せた。


師匠は猫を相手に書道を教えていた。
猫たちは見よう見まねで足跡をペタペタつける。
なんとも奇妙な光景で
「おい、お前もやってみるか?」
と師匠が聞いてきた。


。。。。。。

。。。。。。



そしてそこで僕は夢から覚めた。



たぶん猫の名前は師匠の昔の恋人だったんだろう。
とよくわからない納得をした。

アトリエにいた猫はすべてメス猫だったような気もする。

















先日風のうわさが届けてくれた
「師匠は独身でありながらキングサイズのベッドに寝る」
というはなしが頭から離れません。

2013/01/01

迎春

あけましておめでとうございます
















今年もよろしくお願い致します

じょーじ



2012/12/31

2012

みなさま

2012年 大変お世話になりました。

またこのくだらないBlogに目を通してくださった方、ありがとうございます。

個人的には色々と将来が見えてきた年でした。






















良いお年をお迎えください。

じょーじ